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No.0464 「工具は生きている」とは?

今回も、

工具の寿命管理について

学んでいきます

 

この問題は、やはり複雑です

 

(1)なぜ、複雑なのか?

 

1.NCプログラムで指令する

工具の番号は、機械の都合に

依存する番号です

 

2.指令とは、Tコードという

工具を選択する番号です

 

3.Tコードから工具を

使った回数を割り出して

寿命を判断します

 

つまり

ドリルという刃物直接

ではなく、

 

ドリルと機械の都合と

合わせた間接的な扱いです

 

コード番号で扱うので

複雑になります

 

 

(2)ポイントは何か?

 

1.住まいの場所、

住所のような位置付けです

 

2.一軒ずつに異なる

数字となるコード番号です

 

3.アパートの部屋番号

のような扱いです

 

工具を指定ではなく

住所を指定するイメージ

です

 

ファミリーなどの

グループ番号に近いです

 

 

(3)では、どうやるのか?

 

1.工具となるドリルを

登録する管理機能が必要です

 

2.市役所で登録する

住民票のようなイメージです

 

3.その前に個人の戸籍のような

ドリルを事前に登録が必要です

 

これはマスター登録という

考え方になります

 

 

このように

工具の寿命管理は

 

人の寿命の前に

人が生まれた時に

登録する

 

ドリルが増えた時に

はじめに行いたい

登録です

 

 

寿命管理は

複雑ですが

 

ドリルも工具も

生きている

 

「物は生きている」

と考えることが

 

工具の寿命管理です

 

 

次回は、

どういう運用になるかを

考えていきます