今回は、
工具の段取りについて
整理します
(1)事例は
ロボドリルの14本仕様です
14本にはTコードという
席の番号があります
T1~T14
と連続した番号です
ここへ
100本のドリルから
加工に必要な9本
が選ばれて
取付けます
加工時間が約10分とすると
1時間にいくつ加工できるか
という問題です
(2)加工の内容は
飲食店のメニューのように
たくさんの種類があります
類似は、
ありますが
毎回、異なります
素材となるワークが
ドリルで加工することで
製品になります
段取り時間の目標は
1分です
ワークの入れ替えに
30秒
ドリルの入れ替えに
30秒
こんな問題を
解決するのが
段取り問題です
(3)どうやるのか?
いかに短い時間で
交換するか
使うドリルを
9本としたのは
加工事例です
加工の内容によっては
変わります
1.ドリルの交換数を減らす
レギュラーのドリルを増やす
ことで在席したままの
ドリルを増やす
2.交換時間を短くする
次のドリルをマシンの近くに
待機する
待機する仮置き台をセットする
事前に交換するドリルを用意して
素早く交換する
3.Tコードを観察する
加工プログラムの内容が
どのドリルを
どのTコードで
使うかを分析する
1日以上のデータを
並べて観察する
このように
問題を見える化することが
解決策のヒントです
その為には、
ドリルには
マスター番号を付ける
マスター番号は
選手の背番号です
こんな問題を解決する
アルゴリズムを考える
ここに
AIが欲しくなる
原点があります
製造DXとは
こんな地味な
取り組みが
始まりですね