· 

No.0486 レーザー発振器の発信

今回は、レーザーの安全確認です

 

レーザー加工機の

レーザー光は危険!

 

(1)レーザー発振器の発振とは

 

振動する「発振」です

 

半導体レーザーでは、

レーザーダイオードが

光を出して

発振させる原理です

 

その発光する

レーザーダイオードから

 

光ファイバーの中に

光をどんどん入光すると

 

ファイバーの中で

ぐるぐる回って発振します

 

マイクで音が発振する

ハウリング現象がありますが

 

音がグルグル回って

大音響になっていくときと

同じような原理です

 

 

光がグルグル回って

発振すると

 

大きなエネルギーになり

引っ張り出すと

強力な刃物になります

 

その光をさらに

レンズを通して集光すると

 

その1点が高熱になり

様々な物が溶けます

 

(2)波長は

半導体の媒体によりますが

 

半導体レーザー加工機で扱う

励起媒体はイットリウムという元素で

1.06μm(1060nm)の波長になります

 

CO2の場合は

10.06μmなので

約1/10です

 

波長とは波です

 

波の長さは

振動周波数になります

 

 

(3)どうやる?

光には赤外線や紫外線など

様々な波長がありますが

 

半導体レーザーの波長は

近赤外光 IR-Aという分類で

700nm~1400nm

 

人体の眼に入ると

失明する恐れがあります

 

従って

加工エリアを遮断したり、

 

特殊なフィルターを用いてのみ

監視することになります

 

重要なことは

絶対に肉眼で見ない事です