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No.0498 スケジューリングの未来は?

今回で

Aコース:

人が理解するプログラム

 

スケジュールに関しては

一旦、終了します

 

次回からは

Bコース:

機械が理解するプログラム

の予定です

 

そこで、今回は

最適スケジューリングです

 

対象は、

工作機械の運転に使う

NCプログラムです

 

NCプログラムで運転する

スケジュールを最適化します

 

(1)最適スケジューリング化とは?

 

1.スケジュールを

最適に並べ替えることです

 

最適とは、

ある期間を設定した

スケジュールを対象に

最適解を探索することです

 

対象にした要素を評価することで

並べ替えができます

 

2.最適化することで

工具を交換する回数が

削減できます

 

同じ工具を使うNCプログラムを

集めることができます

 

 

3.工具の交換が減ることで

品質不良の発生リスクも下がります

 

この時、

材料の種類も考慮に入れるので

トータルでは生産時間の短縮が

期待できます

 

さらに

電力エネルギー削減にも

つながります

 

 

(2)ポイントは何か?

 

1.運転する順番を変えるだけで

段取り回数が変わる

 

2.削減した段取り時間によって

他の作業も可能になる

 

3.結果は、残業代が減少など、

労務費が下がる効果につながる

 

 

(3)どうやる?

 

1.運転する順序を変更してもよい

期間を決めます。

午前中の分とか、2時間分とかの

グループを対象にする

 

2.最適化を探索するアルゴリズムの

ソフトウェアを導入します

 

このあたりは、

別途、学んでいきます

 

3.最適化を探索することで

運用を認める改善風土づくりが

大切です

 

最適化は、

ベストアンサーが出る

とは限りません

 

探索された解を使うかは

ユーザーで判断します

 

 

しかし、

最適スケジューリングを

使うことで変化が起きます

 

改善するする運用が

ポイントです

 

後工程や管理部門の方々と

コミュニケーションを図る

ことは

 

チームワークの向上に

つながります

 

 

最適スケジューリングは

DX改革です

 

デジタルで運用を改善する

ことは

チームワークが向上します

 

すぐにやってみる

 

結果が変わる

 

この手応えが

改善風土を変える

 

アルゴリズムは

ツールです

 

まずは、運用の問題を

見える化することが

 

改善のトリガになります。