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No.0503 パワー制御とは?

NCプログラムの

パワー制御について

 

パワー制御のわかりやすい事例は

 

工具をレーザ加工とする

レーザ加工機能です

 

 

(1)きれにな加工面にするには

 

1.目的は何か?

 

部品の質を高くするため

 

見た目、表面粗さ、強度など

成果物の品質を確実にする

 

2.出来栄えにバラツキが

発生しないようにする

 

何個つくっても

同じ品質になるか?

 

 

3.工具が移動すときに

品質とバラツキをなくす

 

加工条件を変えて

パワーを制御する

 

狙いの大きさと

面の粗さ(面粗度)を

制御する

 

 

(2)ポイントは何か?

 

1.加工面を向上するために

輪郭に対して

パワーを制御する

 

 

2.三角形では

鋭角を加工するとき

減速するので

 

パワーが高すぎると

焦げた状態になる

 

 

3.加工面に

バラツキが発生する

 

部品の中でも

全域で均一の加工面を得る

 

 

(3)どうやる?

 

1.輪郭形状の移動に合わせて

パワーを下げる

 

2.NCプログラム中に

加工条件を切り替える

指令を加える

 

3.加工の種類を分類する

 

切断加工、穴加工、

文字加工(マーキング)

など

 

あらかじめ

加工の種類を分類して

パワー制御の内容を

切り替える

 

クルマの

トランスミッションの

ような位置付けが

 

パワー制御です

 

どんなに

パワフルなエンジンでも

街中では滑らかに進むことが

大切です

 

レーザ加工機能は

様々な機械に複合されるように

なってきました

 

これからの時代には、

益々、、パワー制御が

重要な技術になってきます