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No.0671 障害発生の観察・観測

インプット障害について

 

設備が運転するためには

インプットが始まりです

 

よくある事例として

センサーのトラブルです

 

 

(1)なぜか?

センシング対象はさまざま

 

1.ワークの検出

 

ワークが有る無し

 

ワークの材質

 

ワークのエッジ(端面)

 

ワークを見るだけでも

いくつもの視点が必要

 

 

2.インプット障害が発生する現象とは

 

人の場合は、

 視覚障害、聴覚障害、臭覚、味覚

などがありますが

 

機械の場合は、

リミットスイッチは、押して作動

近接スイッチは、金属に近づいて作動

光電スイッチは、投光、受光で作動

 

それぞれの原理が異なります

 

 

3.インテリジェントセンサー

 

超音波や画像、ファイバセンサーなど

センサー自身に優れた機能を保有

 

原理を理解して

しきい値の設定が必要

 

 

(2)ポイントは何か?

 

1.ワークのような

対象が変化するものか?

 

2.ドグ機構のような

対象が変化しないものか?

 

3.人の検知のような

人感センサーや

インテリジェントセンサーなど

 

対象が変化するものは

例外が発生する

 

結果は入力していても

センサー内部ではバラツキがある

 

バラツキがポイントです

 

 

(3)どうやるかのか?

 

1.変化するものを

センシングするトラブルかを

見極める

 

ワークのサイズ、材質などの

センシング対象のトラブルは

 

再現できるかを調査

 

 

2.再現性をチェック

再現するトラブルであれば

再現をする

 

センサー設定、

断線、短絡、

しきい値の確認

 

 

3.動作確認

変化するものを対象とした

障害はセンシングの

バラツキを許容するしくみあるか?

 

リトライ動作など

プログラムがポイントになる

 

 

変化しないと思っていても

ドグ機構などの変形を調査

 

 

センシングトラブルは

変化がポイントです

 

落ち着いて観察する

バラツキを統計する

 

じっくり診察する

 

余裕を持って

冷静に分析しましょう