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No.0683 設備の予兆保全とは?

設備トラブルの予防事例からの学び

 

オムロンのオムロン工場での

事例を学びます

 

 

(1)オムロンの生産ライン

 

1.センサ製品を生産する

 

既存の設備をフル活用して

多品種少量を実現

 

 

2.コスト競争力を維持

 

設備投資を抑えながら

設備の老朽化で増加する

突発故障を未然に防ぐ

 

 

3.従来は熟練保全者に依存

 

熟練保全者の減少で

過剰なメンテンスによる

コストの無駄

 

 

 

(2)ポイントは何か?

 

1.現場データ活用サービス

「i-BELT」という

 

オムロンの診断サービスを活用

 

 

2.製品が廃棄につながる

突発故障を避けたい

 

 

生産機器のメンテナンス時期を

データを活用することで

故障の予兆を捉えたい

 

 

3.設備投資は最小限にしたい

 

熟練保全者の減少する中、

過剰なメンテナンスコストを

無駄を削減したい

 

 

(3)どうやるのか?

 

1.ポンプのCBM化

 

CBMとは

Condition Based Mentenance

状態に応じてメンテすること

 

ポンプの突発故障を

防ぐために

振動センサを取り付け

 

振動センサをデータ化して

状態を認識する

 

 

2.振動解析技術

・センサの取り付け位置

・有効な特徴量の抽出

・しきい値設定の最適化

 

これらから

メンテが必要な状態を検出する

 

 

3.熟練保全者の知見の融合

 

ベテランの知見を組み合わせ

機器固有の個体差を微調整

 

 

 

以上のような活動から

確実性を高める取り組みを実施

 

熟練者とセンサーからの

データ分析で

 

故障を予兆することに成功

 

 

大きなコスト削減になる

予兆保全を学びました