第1366号
ポコのPLC探偵日記:
DCSブロック設計とフールプルーフ
こんにちは、千田です。
前回は「フールプルーフ設計」の
基本を取り上げました。
今回はさらに一歩進めて、
DCSのブロック設計に
この考えをどう組み込むかを
考えてみたいと思います。
※ DCS:分散制御システム
■ 固定部と変動部
装置のデバイスメモリーには、
「固定部」と「変動部」があります。
固定部=運転中に変わらない条件
例:連結車両数、
前進・後退の定義など。
変動部=運転中に変化する値
例:現在値、入出力信号、
センサ値など。
■ 課題
最近はPLCやAIの機能追加で、
本来は固定すべき部分まで
条件設定で変えられることが
増えてきました。
例えば、モーターの回転方向。
配線で決まるはずの相順を、
PLCソフトで切替できるようにすると、
保守時に大混乱を招く危険があります。
■ フールプルーフの方向性
固定部が「いつの間にか」
変わっていないか?
これをマスターデータと照合して
違いを見える化すること。
自分の事例や環境に置き換えて
固定部と変動部を意識する習慣が、
フールプルーフにつながります。
■ まとめ
フールプルーフ設計は、
ブロック分割の段階から始まります。
固定部と変動部を明確にして
運用の中で照合できるようにする。
これこそが、
長期的な信頼性につながります。
