第1367号
ポコのPLC探偵日記:
予備を持つ設計の力
こんにちは、千田です。
前回は、固定部と変動部を
整理して設計することが
フールプルーフにつながる、
という話をしました。
今回はそこからさらに一歩進めて、
「予備を持つ設計」について
考えてみたいと思います。
■ 予備とは?
設備が動作する中で、
一つのミスや故障で
すぐに全体が止まらないように、
余裕や余白をあらかじめ
設計に組み込んでおくことです。
■ 日常の例
・自動車のスペアタイヤ
・電源のバックアップ装置
・飛行機のエンジンが複数あること
これらはすべて、
「もしもの時
■ 私の経験から
はじめての設計で学んだのは、
多芯ケーブルの使い方でした。
20芯ケーブルを使うときは、
必ず1割以上を予備として
残すのが設計基準でした。
これは機器の追加や変更、
あるいは断線時の修復を
見越した工夫です。
設備機械は長期使用で、
追加や改造が繰り返されます。
だからこそ、図面上に
予備線の明細を明記することが
とても重要でした。
■ 制御の世界でも同じ
DCSではモジュール追加を
常に意識して設計します。
PLCでも、メモリーは動的に
見えるようになりましたが、
絶対アドレスが基本です。
だからこそ予備を持った
モジュール設計を習慣にする。
これが長期的な信頼性に
つながります。
■ まとめ
予備を考えた設計は、
一見ムダに見えるかもしれません。
しかし実際には、
長期の安定稼働のカギです。
