第1380号
ポコのPLC探偵日記:
無人タクシーでもHMIは必要か?
こんにちは、千田です。
前回は
「HMIが生む“安心”とは?」を
テーマに、人が操作するときの
“信頼の通訳”としてのHMIを考えました。
今回はさらに踏み込みます。
無人タクシーにHMIは要るのか?
■ 無人なのにHMI?
人が操作しないなら
画面もボタンもいらない──
そう思いがちです。
でも本当にそうでしょうか?
乗る人がいる限り、
「今どう動いているのか?」
「なぜ止まったのか?」
を知らせる仕組みは必要です。
たとえ操作が不要でも、
“安心のためのHMI”は残ります。
■ ACCに感じた“不安”
私も高速道路で
アダプティブ・クルーズ・コントロールを
よく使います。
前のクルマに追従してくれて便利ですが、
市街地で試すと交差点で不安になります。
結局、ブレーキを踏んで解除。
再開はできず、手動に戻ります。
このとき感じるのは、
「どこまで任せていいのか?」の曖昧さ。
人が関与するHMIには、
“任せる範囲”を明確に伝える
仕組みが必要です。
■ 無人タクシーのHMIとは?
無人タクシーでも、
HMIは操作のためではなく、
信頼のために存在します。
車内ディスプレイに表示されるのは、
走行ルートや到着時刻、
停止理由などの“説明”。
外部に向けては、
歩行者や他の車に「進む」「待つ」などの
意図を伝えるライトサイン。
HMIはもはや“操作盤”ではなく、
社会との対話インターフェースです。
■ 【P】の視点
もし完全無人なら、
“人の操作”という安心はありません。
その代わりに、
“見える信頼”をどう設計するか。
この課題こそ、
自動運転時代のHMI設計の核心です。
■ まとめ
HMIは操作のためのものではなく、
「不安を減らすためのもの」。
人が乗っても、乗らなくても、
安心は“見える化”から生まれます。
