第1385号
ポコのPLC探偵日記:
作FACTの核心
「走る・曲がる・止まる」
こんにちは、千田です。
今日は、
自動運転実証の事故から
“本当に見るべきFACT”とは何か?
という核心に踏み込みます。
先日の報道で示されたFACTは
たったひとつ。
「手動切替から18秒後に接触」
しかし──
これは“表面のFACT”でしかありません。
本当に解析すべきFACTは、
もっと明確です。
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■ 操作FACTは
この3つしかない
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クルマの操作は、
つきつめれば3つだけです。
● 走る(アクセル)
● 止まる(ブレーキ)
● 曲がる(ハンドル)
この “三大操作” のログが
操作層 FACTそのもの です。
事故原因を知りたければ、
この3つの時系列を見るだけで
ほぼ全てがわかります。
にもかかわらず──
今回の事故報告には
これらが一切示されていません。
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■ 18秒という数字は
「核心」を示唆している
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公表されたのは、
「自動→手動切替から18秒後に接触」
のみ。
本来であれば、
・切替瞬間の速度
・その後のアクセル履歴
・ブレーキ入力の有無
・ハンドル操作の変化
・障害物センサーの反応
・警告HMIが作動したか
これらを
秒単位で再現できるはず なのです。
なのに出てきたのは:
「右に寄り過ぎた」
のみ。
これでは解析不能です。
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■ 状態A・B・Cで見えるはずの
「本当の問題」
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PLC/DCSの設計者なら
事故は必ずこう分解します。
【状態A】
自動→手動に切り替えた瞬間
【状態B】
切替後の18秒間の走行ログ
(アクセル・ブレーキ・操舵角・速度・警告)
【状態C】
接触直前の挙動
(右寄せ量、センサー反応、制動の有無)
この3つのFACTが揃えば
原因はほぼ“透明化”します。
しかし今回は、
そのどれも公表されていません。
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■ 真の問題
「なぜ手動に切り替えたのか?」
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ここがもっとも重要です。
● 自動走行が不安だったのか?
● HMI表示が曖昧だったのか?
● 何らかのアラートがあったのか?
● 指示待ち状態のように感じたのか?
● 単に信頼しきれなかったのか?
これらはすべて、
操作層(人間)のFACT です。
そして今回の事故では、
この操作層 FACT が
完全に“抜け落ちたまま”です。
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■ DCS的に言えば
操作層は「ブロック化」できる
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三大操作は、
そのままブロック化できます。
● 走行ブロック(アクセル)
● 制動ブロック(ブレーキ)
● 方向ブロック(操舵)
そして今回の18秒間は、
明らかに「方向ブロック」「制動ブロック」が
どのように働いたかが核心なのです。
にも関わらず、
そこには一切触れられていない。
これは、
技術的にも行政的にも大問題 です。
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■ 今日のまとめ
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● 操作FACTは
“走る・曲がる・止まる”の3つだけ。
● そのログが出てこない事故報告は、
本質に触れていない。
● 特に“18秒”という数字は、
解析の入口であって出口ではない。
● 三大操作をブロック化して見れば
問題は明確になる。
● そして最重要は
「なぜ手動に切り替えたのか?」
ここにHMIと安心の根幹がある。
