第1490号
ポコのPLC探偵日記:
ADV HMIの実装
―モジュールの待ちを見える化する―
ポコです。
前回、
HMIは画面ではなく、
判断の入口
なのではないか、
という話をしました。
では、
その入口をどう動かすのか。
ここで登場するのが、
PLC×GOT×Loops
です。
ADVでは、
複数のモジュールが
同時に動く状態を見える化します。
たとえば、
ローダがワークを搬入する。
加工機がスタートする。
アンローダが搬出する。
この3つは、
それぞれ別々に動いているようで、
実はつながっています。
ローダが遅れれば、
加工機は待ちます。
加工機が遅れれば、
アンローダは待ちます。
アンローダが詰まれば、
次の搬出ができません。
ポコは思いました。
ADVで見せたいのは、
単に動いている画像ではありません。
どこで待ちが生まれ、
全体運用にどう影響しているか
そこを見えるようにすることです。
ここで、
Loopsが重要になります。
Loopsの役割は、
PLC内部で状態を検知することです。
検知とは、
仮想的にフィードバックすることです。
たとえば、
ローダに移動指令を出す。
その指令に対して、
PXとPYを加減算し、
画像を移動させます。
ワークがあるときは、
ワークありの画像。
ワークがないときは、
ワークなしの画像。
GOTでは、
その座標と画像切替によって、
動きが見えるようになります。
しかし、
ADV2.0では、
もう一歩進みます。
正常に動いた場合。
少し遅れた場合。
途中で停止した場合。
その違いを見せるだけでなく、
その違いが、
次のモジュールにどう影響するか
を見えるようにします。
つまり、
ローダの遅れが、
加工機の待ちになる。
加工機の遅れが、
アンローダの待ちになる。
このつながりを見せることが、
ADV2.0のテーマです。
ポコは思いました。
ADV1.0は、
動きを見える化する。
ADV2.0は、
動きの影響を見える化する。
そして、
その影響を見て、
人が判断できるようにする。
PLCは状態を作る。
Loopsは状態を検知する。
GOTは状態を見せる。
この3つがつながったとき、
HMIは単なる表示画面ではなく、
運用を判断する画面
になります。
ポコの探偵日記は、
ここから実装の世界に入ります。
