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No.0449  データトラッキングの効果!

今日もワークについて

考えていきます

 

スマートファクトリーが

唱えられて10年くらいでしょうか

 

Industry4.0の提唱は

2012年10月でした

 

IoTはもっと早かったのですが

Industry4.0にあおられて

出てきたという印象です

 

三菱電機のe-F@ctoryは

2003年からです

 

早かったのですが

政治の力が必要でしたね

 

 

従って実質的な

スマートファクトリーは

10年前くらいからですね

 

一部の工場では

積極的な取り組みも

あるようですが

 

日本全体では、

あまり勢いは感じません

 

現在、IoTがキーワードに

よく使われていますが

 

取り組み件数は

きっと中国の工場の方が

多いのではないでしょうか?

 

具体的な効果が

どこにあるか?

 

どんな効果があるのか

分かりにくいことのが

 

原因ではないでしょうか

 

ということで

データトラッキングは

 

PLCの仕事であることを

お伝えしましたが

 

その効果の代表的な事例を

紹介します

 

それは、

メンテナンスやトラブルの追跡です

 

(1)それは、なぜか?

 

1.トラブルが常態化していると

トラブルのメモを取らないからです

 

2.人が介入しないので

データが信頼を保つことができる

 

3.分析に有効なタイムスタンプが

付加できるので振り返りができる

 

 

(2)ポイントは何か?

 

1.トラブルが発生したとき

原因調査のためにワークの属性がわかる

 

2.加工のレシピなど

加工技術の内容がわかる

 

3.トラブルの前に通過した

ワークの属性がわかる

 

 

(3)どうやるのか?

 

1.データトラッキングは

バッファデータという

考え方を使います

 

2.バッファとはワークが

あるという覚えです

 

ワークのバッファとは

400mリレー競技のバトンです

 

バトンが移動する

イメージです

 

バトン以外でも

駅伝のタスキが渡る

イメージもありますね

 

3.単にバトンだけではなく

その中にメモリーがあるイメージです

 

PLCの中のメモリを使って

データ群を転送します

 

ポイントはバトンが

移動してもデータは

残ることです

 

PLCの中では

ファイルレジスタという

メモリーがあります

 

記録を仮り置きで

蓄積すると有効です

 

このようにワークの種類などの

属性をデータとして残すことは

 

クルマのドライブレコーダの

ようにトラブル発生時に

追跡ができます

 

 

その他、

単に原因調査だけでない

効果もあるので

考えていきます