今日もワークについて
考えていきます
スマートファクトリーが
唱えられて10年くらいでしょうか
Industry4.0の提唱は
2012年10月でした
IoTはもっと早かったのですが
Industry4.0にあおられて
出てきたという印象です
三菱電機のe-F@ctoryは
2003年からです
早かったのですが
政治の力が必要でしたね
従って実質的な
スマートファクトリーは
10年前くらいからですね
一部の工場では
積極的な取り組みも
あるようですが
日本全体では、
あまり勢いは感じません
現在、IoTがキーワードに
よく使われていますが
取り組み件数は
きっと中国の工場の方が
多いのではないでしょうか?
具体的な効果が
どこにあるか?
どんな効果があるのか
分かりにくいことのが
原因ではないでしょうか
ということで
データトラッキングは
PLCの仕事であることを
お伝えしましたが
その効果の代表的な事例を
紹介します
それは、
メンテナンスやトラブルの追跡です
(1)それは、なぜか?
1.トラブルが常態化していると
トラブルのメモを取らないからです
2.人が介入しないので
データが信頼を保つことができる
3.分析に有効なタイムスタンプが
付加できるので振り返りができる
(2)ポイントは何か?
1.トラブルが発生したとき
原因調査のためにワークの属性がわかる
2.加工のレシピなど
加工技術の内容がわかる
3.トラブルの前に通過した
ワークの属性がわかる
(3)どうやるのか?
1.データトラッキングは
バッファデータという
考え方を使います
2.バッファとはワークが
あるという覚えです
ワークのバッファとは
400mリレー競技のバトンです
バトンが移動する
イメージです
バトン以外でも
駅伝のタスキが渡る
イメージもありますね
3.単にバトンだけではなく
その中にメモリーがあるイメージです
PLCの中のメモリを使って
データ群を転送します
ポイントはバトンが
移動してもデータは
残ることです
PLCの中では
ファイルレジスタという
メモリーがあります
記録を仮り置きで
蓄積すると有効です
このようにワークの種類などの
属性をデータとして残すことは
クルマのドライブレコーダの
ようにトラブル発生時に
追跡ができます
その他、
単に原因調査だけでない
効果もあるので
考えていきます