· 

No.0466 価値は段取りアルゴリズムで決まる

工具を変える段取り

について

 

事例は

工具数が14本の

ドリルマシンです

 

有名なのは

FANUCのロボドリルですね

 

どんな機械か興味がある方は

FANUCロボドリル

で、検索してください

 

 

(1)なぜ、段取りが発生するのか

 

1.加工が毎回、変わるからです

加工の内容が変わるとは

 

料理のメニューのように

注文が変わることです

 

 

2.使う工具は少ない

調理にように一度に

使う工具は限られます

 

一度に使うのは10本ぐらいまで、

途中で交換することはありません

 

 

3.所有するドリルは多い

長期で使うドリルの種類は

100本以上になります

 

100本以上とは

必要とされる内容によって

追加したからです

 

結果的に

100本以上になったという

累積です

 

 

(2)ポイントはなにか

 

1.ドリルの入れ替えが

必要になる

 

前回の加工に対して

今回の加工で使用する工具に

入れ替える

 

 

2.入れ替えは14本すべてではなく、

レギュラーの工具は残す

 

約、半分の7本程度を

入れ替えます

 

 

3、入れ替え場所も指定です

どのステーションに

どのドリルを入れるか

 

加工の内容から決める

 

一気に変えたいので

工具の詰め合わせを考える

 

 

ここに、

アルゴリズムを考える

という問題が発生します

 

 

 

(3)どうやるのか

 

1.野球の試合のように

1番から9番まで

 

選手をどのように

入れ替えるか?

 

 

2.どの工具を外して

どの工具を入れるかを

決める

 

ここで工具寿命も

考慮したいポイントです

 

 

3.次の加工が始める前に

投入する工具を待機させる

 

交換するドリルの

詰め合わせを用意する

 

これが

段取りです

 

いかに短時間で

ドリルを入れ替えるか

 

その為に詰め合わせを

用意して控える

 

 

1日を通した、生産する

スケジュールが関係します

 

段取りは

スケジュール問題です

 

注文が入ってからの

スケジュールです

 

 

どういうドリルを

レギュラーに置くか

など

 

 

イメージは

野球の試合のような

メンバー選びです

 

どういう

アルゴリズムで

メンバーを選ぶか

 

どんな要素があるかを

抽出する

 

たくさん考えることが

あります

 

 

これが、

勝負を決める

アルゴリズムになる

 

勝ちが価値に

つながります