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No.0528 [reset]を忘れないで

resetについて

学びます

 

前回は[パルス化]を学びましたが

[alternate]の話が出ました

 

[alternate]になると

[reset]が重要です

 

オルタネイト処理を

プログラミングする場合、

 

「オン」したことを記憶します

 

その時、注意すべきが

reset処理です

 

reset=リセットです

 

(1)なぜリセットが重要か?

 

1.リセットを忘れるからです

忘れると、どうなるか?

 

部屋の照明スイッチの場合

消灯できなくなるイメージです

 

僕のような忘れ物王には

恐怖です

 

 

2.resetの反対語はsetです

忘れない仕組みを考える

 

PLCの場合、自己保持を

setするプログラムが続きます

 

2つ以上つくって進行する場合

 

前にsetした回路に戻って

resetする必要があります

 

どこへ戻って

resetするかも課題になります

 

 

3.人は「忘れる」という

問題意識を持つことが重要

 

人間には忘却曲線という

時間や状況で

「忘れる」という能力を持つからです

 

 

(2)ポイントは何か?

 

1.resetは、どこに置くか?

忘れないしくみが欲しい

 

遡ってresetすることが

ポイントです

 

 

2.setしないという考え方もあり

僕のおススメはsetしないことです

 

ポイントはsetしないでも

進められる方法はないか?

を考えることです

 

 

3.最悪の事態を想定する!

万が一忘れてもresetできる

方法を備えることがポイントです

 

いつの時代も、

悪い最悪を想定したしくみを

備える事が重要です

 

ほとんどの事故は

これが無いからです

 

 

忘れたかどうかでなく

結果、救出できるしくみが

備わっているか?

です

 

 

(3)どうやるのか?

 

1.resetを忘れないようにする

プログラミングでsetを

使わない方法を考える

 

これが一番のおススメです

 

 

2.忘れたらどうするのか?

ホテルの部屋で自動ロックした

ことはありますか?

 

ロック解除できる人を呼ぶ

フロントに駆け込むように

 

別のところでresetする

プログラムを2重につくる

 

 

3.電源オフでresetする回路を選ぶ

間違って停電保持(ラッチ)を

しない事です

 

大袈裟のようですが

部屋の自動ロックは、

壊す覚悟も必要になります

 

使う人の立場で

最悪を想定することが必要です

 

 

今回は、

[alternate]で記憶する

setの話が出たので

 

合わせてresetも

学びました

 

これも経験から学んだ

習慣です

 

 

PLCのエンジニアの方は、

ラッチをクリアするという

 

裏操作のしくみがあるかを

確認してください。