resetについて
学びます
前回は[パルス化]を学びましたが
[alternate]の話が出ました
[alternate]になると
[reset]が重要です
オルタネイト処理を
プログラミングする場合、
「オン」したことを記憶します
その時、注意すべきが
reset処理です
reset=リセットです
(1)なぜリセットが重要か?
1.リセットを忘れるからです
忘れると、どうなるか?
部屋の照明スイッチの場合
消灯できなくなるイメージです
僕のような忘れ物王には
恐怖です
2.resetの反対語はsetです
忘れない仕組みを考える
PLCの場合、自己保持を
setするプログラムが続きます
2つ以上つくって進行する場合
前にsetした回路に戻って
resetする必要があります
どこへ戻って
resetするかも課題になります
3.人は「忘れる」という
問題意識を持つことが重要
人間には忘却曲線という
時間や状況で
「忘れる」という能力を持つからです
(2)ポイントは何か?
1.resetは、どこに置くか?
忘れないしくみが欲しい
遡ってresetすることが
ポイントです
2.setしないという考え方もあり
僕のおススメはsetしないことです
ポイントはsetしないでも
進められる方法はないか?
を考えることです
3.最悪の事態を想定する!
万が一忘れてもresetできる
方法を備えることがポイントです
いつの時代も、
悪い最悪を想定したしくみを
備える事が重要です
ほとんどの事故は
これが無いからです
忘れたかどうかでなく
結果、救出できるしくみが
備わっているか?
です
(3)どうやるのか?
1.resetを忘れないようにする
プログラミングでsetを
使わない方法を考える
これが一番のおススメです
2.忘れたらどうするのか?
ホテルの部屋で自動ロックした
ことはありますか?
ロック解除できる人を呼ぶ
フロントに駆け込むように
別のところでresetする
プログラムを2重につくる
3.電源オフでresetする回路を選ぶ
間違って停電保持(ラッチ)を
しない事です
大袈裟のようですが
部屋の自動ロックは、
壊す覚悟も必要になります
使う人の立場で
最悪を想定することが必要です
今回は、
[alternate]で記憶する
setの話が出たので
合わせてresetも
学びました
これも経験から学んだ
習慣です
PLCのエンジニアの方は、
ラッチをクリアするという
裏操作のしくみがあるかを
確認してください。