今回から医療体制から学ぶ
トラブル対応の具体例です
まずは
外科的なトラブル
外部障害について
(1)現象把握
1.まずは外的トラブルとして
現場の情報収集
人への障害がないか?
アラーム番号の記録
サーボエラーなどの機器の
エラー番号の記録
2.何と何が干渉したのか
アクチュエータの障害
ワーク加工時の干渉や
ワーク搬送時の落下など
1次の障害を確認
2次的な連鎖障害のチェック
モータの焼損の確認
断線や短絡(ショート)の確認
カバーのなどの変形の確認
(2)原因の想定
1.現象の言語化が優先
現場検証から一次原因を
推測する
2.原因は推測
復旧のための原因追求
障害を取り除くこと
だけでなく
再開するための
原因を取り除くことに集中する
3.真の原因は
データに基づいて後で行う
後で分析しやすいように
記録のタイムスタンプが
ポイント
(3)どうやるかのか?
1.まずは復旧を考える
復旧時に再発の可能性を確認
サーマルなど過負荷のリセット
リセットしても再開できるか?
再開時に連続動作できるか
個別の動作ができるか?
2.センサーの確認
個別の操作で必要な
信号が入力するか?
インターロックが
あるのか?
内部のプログラムを
調べたり、保存する
3.個別から連続へ
復旧時に原因を探索
センサー要因か
ブレーキなどの
アクチュエータ要因か?
昨今のニュースで話題となる
バスやトラックの輸送系の事故は
真の原因が
働き具合による障害だと
わかるケースがあります
設備でも運用による
障害が発生するケース
連続稼働の耐久性
振動などの問題
大事なことは
現象の記録が重要です
まずは現象の把握
事実を記録したいものです
現場を正しく記録する方法を
探索しましょう