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No.0687 予防診断プログラムとは

予防につながる

タイマ活用の

プログラム事例です

 

すごくシンプルなので

紹介します

 

たった1つです

 

[ MOV T10 D10 ]

 

 

問題意識のある方

 

興味が有る方は

 

以下を読んでください

 

わかる人はわかる

マニアックかも!

 

この可能性について考えます

 

(1)なぜタイマをデータ化するか

 

1.入出力時間を測ることができる

正常時に対して異常時間を設定するとき

根拠となる時間がわかる

 

異常判別の基準がわかる

 

2.タイマの使い方は

接点ONだけではない

 

計測してこそ

IoTへの道です

 

3.タイマー活用で

時間を記録できるので

蓄積すると

 

過去のドライブレコーダを

自分で作ることができます

 

過去の記録も

蓄積できます

 

PLCの中でつくるので

ヌケモレがありません

 

(2)ポイントは何か

 

1.動作時間のバラツキが

記録できる

 

2.過去10件でも100件でも

確実に記録が蓄積できる

 

3.蓄積できると

バラツキが分析できる

 

過去の蓄積データから

異常時間の判別に展開できる

 

 

(3)どうやるのか

 

1.センサー入力をタイマに

置き換える

 

2.タイマ経過をデータレジスタに

転送する

 

3.以下がサンプルプログラムのCSVです

 

LD X10

OUT T10

K300

MOV T10

D100

 

 

GX-Worksなどでラダー化して

動作を確認してください

 

解説:

 

X10を入力ONすると

T10を出力します

 

T10とOR接続で

T10をD100へ転送

 

[MOV T10 D10]

 

プログラムはこれだけ!

 

 

X10をON/OFFして

D10の内容をモニタします

 

D10の内容は

ある件数分を別のデータへ転送

 

シフトしていくことで

過去のデータとして蓄積します

 

過去のデータから

2倍以上で注意

3倍以上に警報

 

などなど

 

レベル分けすると

故障前の予兆になります

 

現状把握として

動作に影響しないので

 

プログラムに追加するだけで

トラブル予防につながります

 

IoT活動へもつなげましょう

 

プログラム事例を参照下さい

 

時間の単位は0.1秒です