ソフトウェアの「心臓」、3D-CADの「カーネル」を紹介!
3D-CADの核となる技術、「カーネル」についてです。
クルマにとってエンジンが、
どれほど重要かはご存知の通りです。
それが、
走行性能や燃費に直結するように、
3D-CADにおけるカーネルもまた、
ソフトウェアの
性能や機能性を大きく左右します。
まさに
ソフトウェアのエンジンとか
「心臓部」と言えるでしょう。
3D-CADの世界には
主に2種類のカーネルが存在します。
一つは、
B-Rep方式、
(Boundary Representation)
もう一つは
CSG方式です。
(Constructive Solid Geometry)
例えば、
SolidWorksはB-Rep方式ですが、
iCADはCSG方式です。
これらのカーネルは、
それぞれ異なる特徴と
強みを持っており、
ユーザーの用途や目的に応じて
最適なものを選ぶ必要があります。
1.B-Rep方式:
オブジェクトの外部の
形状を詳細に表現。
精密なモデリングに適しており、
複雑な曲面やデザインに対応。
2.CSG方式:
オブジェクトを
基本的な形(プリミティブ)の
組み合わせで表現。
構造的なシンプルさが特徴で、
パラメトリックモデリングに
適しています。
これらの違いを理解し、選択することは、
設計の効率性や製品の品質に
大きな影響を与えるため、
非常に重要です。